Oracle Fail Safe On Amazon EC2 その1(環境構成&事前準備)
先日のメモ書きを具体的に書きます。
今回は環境構成&事前準備です。
Amazon EC2上のネットワークでは、multicast/broadcastが使えず、
仮想IPが使えないので、仮想IPが必要な部分は、OpenVPNの仮想ネットワーク上でやります。
また、共有ディスクは、iSCSIで実現します。
<構成>
・VPC (10.0.0.0/16)
・マシン構成(すべてWindows2008 R2 )
・DC+OpenVPN+iSCSIサーバ (10.0.0.10)
・DB1 (10.0.0.10)
・DB2 (10.0.0.11)
・Oracle Fail Safe 3.4.2+Oracle Database 11.2.0.1
・OpenVPN 2.2.2
・Microsoft iSCSI Software Target 3.3 (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=19867)
<事前準備>
◇VPCの作成
@suz_labさんのHP(http://blog.suz-lab.com/2011/05/vpcec2ip.html)を参考に 10.0.0.0/16のネットワークを作成しておきます。
・セキュリティグループ(VPC)の設定
あまり好ましくはないと思うのですが、ドメインやらOpenVPNやら様々な通信があるので、
作成したVPC上のセキュリティグループ設定では、VPC内からの通信(inbound)はすべて許可します。
また、リモートデスクトップで操作をしますので、RDPを許可します。
ALL
Port (Service) Source
ALL 10.0.0.0/24TCP
Port (Service) Source
3389 (RDP) 0.0.0.0/0
◇AMIの作成
AMIはMicrosoft Windows Server 2008 R2 Base を選択します。
インスタンスタイプはsmallでOKです。
VPC上にそれぞれ、以下のインスタンスを作成します。
・DC+OpenVPN+iSCSIサーバ (10.0.0.10)
・DB1 (10.0.0.10)
・DB2 (10.0.0.11)
◇EIPの割り当て
それぞれのホストにEIPを割り当てて置きます。
◇ホスト名&パスワード変更
デフォルトのままだと分かり辛いので、ホスト名とパスワードを変更しましょう。
ここでは、ホスト名をDC,DB1,DB2とします。
ホスト名の変更は、
スタート→コンピュータを右クリック→プロパティ→システムの詳細設定→コンピュータ名
パスワードの変更は、
スタート→コントロールパネル→ユーザーアカウントの追加または削除→Administratorを選択→パスワードの変更
◇ブラウザとエディタのインストール
お好みでブラウザとエディタをインストールしておきます。
私は、IEで信頼済みのサイトの追加が面倒なので、ブラウザはFireFoxを使ってます。
また、エディタはサクラエディタを使ってます。
ここまでで、今回はおしまいです。
次回は、OpenVPNの構成を行います。